
宅建士は一生食べていけるってホント?
- 宅建士の資格があれば仕事に困らない?
- 宅建士は一生活躍できる将来性のある仕事ってほんと?
- 不動産業界で仕事に困らないのが宅建士である理由とは?
人気資格の宅地建物取引士ですが、
試験に合格すれば仕事に困らないのでしょうか?
結論から言うと、
宅建士に合格すれば「仕事がなくて困る…」なんてことはほぼなくなると言っていいです。
(少なくとも不動産業界で働く限りは)
宅建士を取ってしまえば、不動産業界では一生食べていけるといっても過言ではないでしょう。
この記事では、なぜ宅建士がそんなに仕事に困らないのか?について解説します。
宅建資格を取得する具体的なメリットを現場の意見としてお教えしますので、
宅建士の仕事に興味がある人は読んでみてくださいね。
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この記事の目次
「宅建があれば仕事に困らない」と言われる理由

宅建士が仕事に困らない理由とは?
1. 不動産業界は常に人手不足
宅建士が仕事に困らない理由として、
まず「不動産業界が人手不足」であることが挙げられます。
「ブラックで辞めていくから人手不足になるんじゃ?」と思うかもしれませんが、
そうとも言い切れません。
特に仲介業では、営業マンの頭数を多く揃えることでメリットがあるんですね。
そのため、多くの会社が従業員を求めています。
まず、SUUMOやHOMESといったポータルサイトに載せる広告の作成には、労力が掛かりますよね。
それに、広告を見たお客さんからの問い合わせにも、従業員が少ないと対応しきれません。
数多くの物件を掲載し、地域のシェアを高めることで競争力になります。
不動産会社にとって、従業員の数というスケールメリットはとても重要なのです。
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2. 宅建士としていったん仕事を覚えればどこでも働ける
不動産業界は、必要とされる知識に共通部分が多くあります。
つまり仕事を覚えてしまえば転職がしやすい業界です。
もちろん、仲介か販売かによって業務の内容は異なります。
たとえば、仲介は売主と買主(もしくは貸主と借主)をつないで手数料収入を得る仕事です。
一方、販売は自社が建築したマンションや新築戸建ての分譲など、不動産を販売します。
- 仲介
顧客の条件に合う物件を紹介すること - 販売
自社物件を売ること
がメインなので、求められるスキルは多少異なってきますね。
ただ、共通する部分も多くあります。
宅建士の資格があればどちらにしても有利に役立ちますよ。
3. キャリアアップでさらに必要とされる人材になれる
さらにキャリアアップすれば、もっと複雑な業務形態でも必要とされる人材になれます。
より高度な知識と経験が必要とされる業務形態は、
- 中古物件を買取りリフォームして再販する
- 土地を買取り、宅地開発して分譲する
などです。
これらは不動産の基本的な知識に加えて、土木や建築に関する知識が必要になります。
さらに緻密な収益計算もしなくてはいけません。
ですが、その分得られる報酬も高額になる可能性があります。
宅建士として売買仲介で経験を積んだら、こういった買取再販にステップアップしてみましょう。
不動産業界で着実にキャリアを形成できますよ。
4. 不動産以外の業界でも需要がある
宅地建物取引士の需要は、不動産会社だけには留まりません。
求人サイトを検索すると、さまざまな求人を見つけることができます。
- 大手通信会社の基地局開発
- 太陽光発電会社の用地取得
- 大手舗装会社の一般事務職
などがその例です。
土地に関する法律上の知識は、店舗開発や工場開発などさまざまな分野で需要があります。
転職する際は、不動産会社にこだわらずにいろいろな業界をチェックしましょう。
ちなみに私も、電気部品製造会社からオファーを受けたことがありますよ。
5. 正社員以外の働き方もある
宅建士は、正社員以外でも数多くの活躍の場があるんです。
私自身、現在は自営の行政書士・FPとして活動していながら、
それと並行して、業務委託される形で宅地建物取引士としての仕事をしています。
宅建士としての仕事は完全リモートワークで、出社義務はありません。
空き時間と先方の要求が合致したときに受注するスタイルです。
業務内容は重要事項説明書のリーガルチェックや、不動産の物件調査などが主ですね。
とくにオンラインでの重要事項説明の仕事は、最近需要が高まっています。
不動産の契約前に義務付けられている重要事項説明は、宅建士でなければできません。
対面でなくリモートでの重説を希望する顧客が増えたことから、
「宅建士の新しい働き方」として注目が集まっていますよ。
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宅建士が「職場選び」で失敗しないための心得

職場選びのコツを知ろう!
求人情報の「モデル年収」はあてにするな
ここまで、宅建士がどれだけ必要とされている仕事かについて解説してきました。
しかし一番大切なのは、「職場選び」であることを忘れてはいけません。
頼りになるのは求人情報ですが、そこに書かれていることを鵜呑みにしないことも大事です。
たとえば、企業側は「できるだけ好条件を提示して多くの応募を受けたい」と考えるのが当然でしょう。
そのため、求人情報には「トップ営業マンの成績」など、モデル年収が掲載されていたりもします。
でもそれって、不動産の営業職でよくある、固定給+売上高に応じた歩合給という報酬体系だと、
現実的には達成困難な目標数値であることもザラです。
私が転職した際に提示されたモデル年収も、
実際にはその売上を達成している社員は1人もいないものでした。
「モデル年収」の妥当性は質問して確認せよ
モデル年収の妥当性を確認するためには、面接で直近の売上高を質問してみましょう。
営業マン1人当たりの平均を計算し、その数字と歩合給のパーセンテージを組み合わせます。
そうすればある程度の判断材料になると思います。
不動産経験がある人なら、このカラクリを理解することはあまり難しいことではないですよね。
面接は、会社側が採用の可否を判断する場であると同時に、自らが会社を見極める場です。
不透明な点はしっかり質問しましょう。
もちろん、求人情報を読み込むだけで歩合給の比率や会社の雰囲気までわかるようなら、それでもOKです。
未経験者は求人情報をとにかく見比べろ
もしあまり経験がないか、初めての不動産業界への転職であるのなら、
できるだけ多くの会社の求人情報を見比べるようにしましょう。
たくさん見ていくと、
- 高額な固定残業手当が支給される会社
- 休暇の取得率をアピールしている会社
など企業にも特色の違いがあり、勤務時間にも大きな差があることが分かってきますよ。
転職サイトを使うと、条件設定もしやすいですし、視覚的にも比較しやすいです。
とにかく求人にできるだけ数多く目を通し、自分の希望条件に合致する職場を見つけ出しましょう。
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