
不動産賃貸営業の仕事内容って?
・不動産賃貸営業の仕事内容は?
・不動産営業のノルマはきつい?
・賃貸営業にクレームって来るの?
賃貸物件を探している人に空室物件を紹介するのが賃貸仲介会社です。
でも、その営業職が具体的にどんな仕事内容なのかは、ちょっとイメージしづらいですよね。
不動産賃貸営業の仕事は、単に空き物件を案内するだけではありません。
今回は、賃貸営業の主な仕事内容を5つ紹介します。
また、賃貸営業はノルマやクレームがきつそうな印象がありますが、実際はどうなのでしょうか?
営業マンとしての10年の経験を通して、気になるリアルな実態にも迫っていきますよ!
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この記事の目次
不動産賃貸営業の仕事内容は?大きく分けてこの5つ!

主な仕事内容はこの5つ!
1. 賃貸仲介営業
営業マンとして、お客様に賃貸物件を仲介する仕事です。
まずは希望される条件に見合う空室物件を探し、案内します。
物件申込をいただくと、お客様とスケジュールを調整しながら、
契約内容の説明、引越し作業の手配、カギの準備などをしていく、というものです。
2. 契約書類作成
申し込みがあった物件の、契約書類を作成する仕事ですね。
- 賃貸借契約書
- 重要事項説明書
- 火災保険申込書
- 家賃保証契約書
の4つが代表的な書類です。
ただし不動産会社によっては、退去補修についての詳細証明書や、別紙特約事項などもあります。
3. 賃貸物件確保
お客様に紹介できる賃貸物件を確保するための、外回り営業です。
今や珍しくなりましたが、空室物件の中には、管理委託をせず所有者が管理しているものもあります。
このような物件は、不動産会社同士で共有している不動産サイトには掲載されていません。
外回り営業をすることでリストにない物件を見つけ出し、取引させてもらうわけです。
物件を多く確保できれば、お客様の問い合わせが増えやすくなります。
4. 物件写真撮影
空室物件の写真撮影をします。
部屋の写真は、物件に興味を持ってもらうためには非常に大事ですよね。
問い合わせを増やすために、時間さえあれば、1日に数十件ほど写真撮影をすることもあります。
そして、賃貸不動産掲載サイトへの登録・更新をするまでがセットです。
5. 空室物件確認
リアルタイムで空室状況が確認できない物件に関して、確認の電話をします。
たとえば先ほどのような貸主自らが管理している物件などですね。
不動産会社に管理されていない賃貸物件は、リアルタイムでの空室状況が不明なことが多いので、
すぐにお客様にご紹介できるように1週間ごとに電話で空室確認をします。
ほかの賃貸仲介会社も取引しているパターンが多いため、油断しているとあっという間に満室状態となるのです。
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気になる仕事の実態は?賃貸営業経験者が答えます!

不動産賃貸営業のリアルな仕事の実態とは
営業ノルマはある?
私が在籍していた不動産会社では、ノルマが存在しました。
営業という職種では、まだまだノルマというのがありますね。
ただし、会社によっては賃貸契約のノルマはもうなくなったというようなところもあるようです。
ノルマが達成できないと怒鳴られたりするの?
ノルマが達成できなくても怒鳴られることはありませんが、反省会のような時間が設けられます。
私は、長い不動産人生の中、11組連続物件申込をいただくことができなかった時がありました。
心配はされましたが、今までの成果もあったので、きっと大丈夫だろうと見込まれたようです。
ちなみに未達成が多い営業マンも怒鳴られることはありませんでしたよ。
ただ、お客様の接客から案内まで、いつも上司がついていくという状況になっていました。
お客さんはどんな人たち?
客層は店舗の立地によってかなり変わります。
飲み屋や風俗街の近くにある店舗では、夜のお仕事をしているお客様、威圧的なお客様などが多かったですね。
駅近くの店舗では、学生さんや転勤族、ファミリー、単身とさまざまでした。
クレームが入ることって多い?
クレームがどのくらい発生するかは、営業マン次第となります。
しっかりと説明や準備をしていれば、クレームが起きることはあまりありません。
でも契約を取るために適当なことを発言したり、入居のための準備が出来てなかったりすると、クレームにつながります。
自分なら気になることや心配になることは、事前に「しつこい!」と言われるほど説明しておきましょう。
そうすれば、クレームが起きる可能性はかなり低くなりますよ。
飛び込み営業とかってあるの?
前述の「賃貸物件確保」は、飛び込み営業にあたります。
ですが、全く知らない方に商品を販売するような営業ではなく、
「家主様が管理している物件を紹介させてください」という形になるので、煙たがられることはありません。
むしろ「ぜひ紹介して契約してもらってくれ!」という態度で来られるので、気持ち的にはラクですね。
ただ、地図を持って歩き続けるので、夏だと汗が止まらず、冬はかなり寒い思いをします。
印象に残っている変な客はいる?
変なお客様かは分かりませんが、タクシー代わりに案内させられるという経験を1度しました。
店舗が閉店する19時前後にご来店されたお客様から、
「この物件を案内してほしい、そのあとは、この住所で下ろしてほしい」と言われたのですが、
後日、何度連絡しても電話が繋がることはなかったんです。
別の不動産会社に聞いたところ、タクシー代わりに案内させることで有名な人だということがわかりました。
女性営業が危険な目にあったりしない?
25歳から10年間、不動産賃貸営業に従事していましたが、
女性営業マンが危険な目に合ったという話は、聞いたことはありません。
怪しいと感じるお客様については、店長や副店長の判断で、男性営業マンが案内するように対応していましたよ。
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